Y-MAC 合宿型若者自立プログラム よこはまアプレンティスシップセンター
「Y-MAC」はK2インターナショナルが取り組む「ニートや引きこもりの若者に対する就労支援対策事業」の名称です。
Y-MAC = Yokohama Modern Apprenticeship Center(Apprenticeship=徒弟、見習いの身分、その期間)
「Y-MAC」では現代版徒弟制度の概念の下、
入塾した若者が共同生活を通じて生活改善を図りながら、
見習い・研修期間を経てそれぞれに適した場へ就職していけるように、
さまざまなプログラムが組まれています。
運営方針
アプレンティスシップ=徒弟制度 堅苦しく感じる言葉かもしれませんが、見習いという立場から働く事をはじめることで、人とのつながり、働く事の楽しさを発見し、継続した就労をしていく基礎を作っていきたいと思います。
「実社会に即した具体的な就労・自立支援」を第一に考えます。頭の中で理想を追っているだけでは前に進みません。あくまで、実際に役に立つ具体的な支援を念頭に、補い合え、助け合える仲間とのコミュニティ作りをめざしています。
卒業生も長くゆるやかに、OB、OG、スタッフ、家族と支えあって生きていける環境を提供していきます。
特徴
「Y-MAC」の最大の強みは「生活の場」「働く場」「必要とされる場」という具体的な「3つの場」があることです。
「Y-MAC」の最大の強みは
「生活の場」「働く場」「必要とされる場」
という具体的な
「3つの場」があることです。
生活の場Life
横浜の根岸駅近辺に、研修中はもちろん卒塾して就職してからも住むことのできる便利な立地と設備の「生活の場」を持っています。
- 立地
- 寮、研修所はJR京浜東北根岸線の根岸駅から徒歩5~10分。根岸⇔横浜は12分、品川38分、渋谷50分。都心への通勤圏にありながら、のどかさも併せ持つ、魅力的な立地です。
- 寮
- 2人1部屋のアパート形式。各部屋に風呂、トイレ、キッチンがあり冷蔵庫、洗濯機、ベッド、を備えています。食事は平日は3食、研修所で皆一緒にとります。
- ステップハウス
- 卒塾後も寮で生活できる「ステップハウス制度」があり、就職後のフォローアップも受けられます。1人部屋も完備。Y-MACのそばにスタッフや仲間と部屋を借り、そこから職場に通う人もいます。
働く場It works
「働く場」として、多くの企業と連携、協力関係があり、卒塾生の正社員登用の実績もあります。また、自営の就労研修場所を持っています。5つの自営飲食店舗は、「卒業生が実際に働き、給与を得ている場」です。さまざまな一般企業(事務系、技術系とも)に研修受け入れ、正社員登用の実績があり、入社後のフォローアップもおこなっています。飲食店、Y-MAC事務所、ボランティア組織など、自営の就労研修場所を持っています。スタッフが一緒に働きながらていねいに指導をしていきます。
直営の研修場所を設けている理由
- 理由1
- 塾生によっては、外部企業での研修を始める前に、ゆっくり時間をかけて体力やマナーを身につけていく必要があるから。専任の指導スタッフの下、徐々に外で通用する力をつけていきます。
- 理由2
- 外部企業に頼らず、私たち自身で「雇用を創出」していきたいから。店舗スタッフの約8割は卒業生で国内、オーストラリア、韓国など、自営店舗もふえてきています。
必要とされる場Necessity
Y-MACの母体、K2インターナショナルジャパンの活動には、さまざまな子どもたち、地域の人が集まり、塾生の力を必要としています。
日々の生活、多様な行事、イベントの手伝いをすることで、塾生の力が具体的に生きていきます。
カリキュラム
一人一人に合ったプログラムの設定
コミュニケーション能力を高めるためのさまざまな講義、外部講師による実践的なビジネス講座、ロールプレーイング、ワークショップ、ボランティア活動など、一人一人に合ったプログラムを設定していきます。
スポーツ、旅行、季節イベントなども多く取り入れ、楽しみながら実生活のノウハウを学びます。
慣れてきたところで就労体験に入り、その後本格的に就職活動を始めます。
各人により、スケジュールは異なります。
訓練カリキュラム例
学科
- オリエンテーション・入校式・終了式
- 合宿生活に関する注意・心構え、プログラムの目的、受講の心構え、個人の目標設定 19時間
- 職業適性検査、職業選びについて
- GATB適性検査とその振り返り 職業に関しての講義と仕事選び 10時間
- 生活スキルプログラム
- 身辺自立、スケジュール管理、金銭管理、セルフコントロール、コミュニケーションスキル、余暇の過ごし方等 30時間
- ビジネスマナープログラム
- 履歴書、面接、職場でのマナー、電話応対、接客、ボイストレーニング、メモとりワークショップ、身だしなみ、仕事の基本 30時間
- キャリアカウンセリング
- 個別カウンセリング、グループワークショップ 15時間
- 生活スキルプログラム
- 共同生活におけるコミュニケーション、自炊、清掃、自己管理、時間管理等の実践 120時間
実技
- ボランティア体験
- 高齢者施設、障害者施設、乳幼児・学堂でのボランティア、地域ボランティア 50時間
- 就労体験
- 飲食店補助作業、清掃業、軽作業等、基礎的なもの 100時間
- PCスキルトレーニング
- ワード・エクセル・メールの書き方、インターネットの検索方法、ビジネスマナー 30時間
- 職場体験等
- 飲食店、給食事業、清掃業、事務職、若者支援機関、学童保育(170時間) 職業人講話3名 (15時間) 職場見学3件 (15時間) 200時間
フォローアップ
卒塾したら終わりではありません。 卒塾後も卒塾生、保護者を完全サポートしております。
卒塾生へのサポート
- ステップハウス
- 仕事を始めるにあたり、家に帰る事で、せっかくY-MACで身につけた生活習慣が崩れてしまう恐れがあります。
卒塾後しばらくはY-MACの傍に住み、朝夕事務局に顔を出しながら、安心して仕事になじんでいける制度です。 - 交流会
- 毎月1回開かれる交流会(夕食会)にOB・OGは無料参加できます。
ひさしぶりの仲間にあい、それぞれの場でのストレスや悩みを遠慮なく打ち明けられる場としてにぎわっています。
いつでも歓迎!・・・Y-MAC事務局には時々卒業生が立ち寄ってくれます。
卒塾してからも気が向いたらいつでもふらっと遊びにきてください。歓迎です! - 卒業生の進路
- 現在まで80名ほどの若者達がY-MACに参加しています。
卒業生は殆どの人が継続制度を利用し、ステップハウスに住みながら進路を決めています。
家にもどってから進路を決めるのではなく、3ヶ月でつくったリズムの中で進路を決め、次のステージに進むようにする事が重要です。
進路は様々ですが、基本的には就労につく事が目標です。
正社員・契約社員・アルバイト・ボランティア等、また就労に向けて進学・資格取得などに進む方もいらっしゃいます。
継続・安定した進路を目指してるため、できるだけY-MACが直接企業とのつながりを持ち、雇用へとつながるようにサポートしています。
保護者へのサポート
- K2家族の会
- 毎月第二土曜日15:00から開催しています。
- 勉強会
- 保護者交流会にあわせ、勉強会も実施しています。
Y-MAC外部講師・メンターの先生方にお越し頂いています。 - ニュースレター
- 毎月ニュースレターを配信しています。希望者はお問い合せ下さい。
お電話でのご相談
現在抱えている問題・お悩み、自立や就労について、その他のご相談など、お気軽にお電話ください。
☎ 045-750-0039
相談電話受付時間:月曜~土曜 11:00~19:00 (日曜・祝日休み)
上記時間以外は、以下のオンラインフォームにてご連絡下さい。