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プレスリリース K2オープンフェスタ2015 「なりゆき祭(sai)」

プレスリリース資料2015年8月7日

若者支援の「歴史とこれから」を現場で考える2日間
K2オープンフェスタ2015 「なりゆき祭(sai)」
8月21日・22日 横浜・根岸で開催
日韓若者フォーラム「青年無罪」同時開催

 不登校やひきこもりなど、生きづらさを抱えて悩んでいる若者の支援を27年前から民間団体として続けてきたK2インターナショナルグループ(横浜市磯子区)は、これまでの活動の歴史を振り返り、現在とこれからに必要な「若者支援」について、来場者とともに考える機会「なりゆき祭(sai)」を、8月21・22日の2日間、神奈川県薬業会館(横浜市磯子区西町)などで開催します。

若者の社会的包摂についての講演や、韓国の若者支援団体・社会企業を招いたトークセッション、ジャズライブなどのイベントはもちろん、生活を共にする合宿所に宿泊できる企画など、時間をかけて多様な事業を体験できる参加型の内容となっております。ぜひ、事前の告知・当日の取材などをお願いいたします。

厚生労働省などの調査によると、広義のひきこもり状態にある者は69.6万人、狭義のひきこもり状態にある者23.6万人となっています。(2009年7月 「若者の意識に関する調査-ひきこもりに関する実態調査」による推計)

初日の21日は、「なりゆき祭(sai)」の基調講演は、こうした状況を長年研究している若者支援の第一人者として国の委員など数多く歴任している放送大学副学長の宮本みち子さんが「若者政策について提案する」と題し、講演されます。
宮本さんからは、困窮者支援や障がい者支援と同様、若者にも制度的な支援が必要であるという視点から、現在の若者支援が形になるまでの10年とこれからの若者支援のあり方について、具体的な提案をいただきます。
また、2日目は現在、K2インターナショナルグループが韓国・ソウル市で展開している若者支援団体メンバーも来日。共通の課題について国境を越えて解決しようとしているスタッフたちが、アジアの若者支援の未来について語り合います。こちらも、民間レベルでできる日韓のつながりづくりの1例として取材をご検討いただけましたら幸いです。

このほか、K2インターナショナルグループが地域ぐるみで展開している事業所の見学視察会やおばけ屋敷、とれたて野菜の朝市など、地域の方々も楽しめ、ためになるお祭です!

《みどころ》
*K2インターナショナルグループの全てをわかった気になれるイベントです。
*横浜市副市長も参加し、メッセージをいただきます。
*ソウル市長朴ウオンス氏から「なりゆき祭」への応援メッセージを日本語も交えていただいています。
*ソウルから行政関係者、まちづくり、若者支援、当事者約50名来日
*若者支援に関わる様々な団体や企業、個人の方が集結、大交流会

イベント概要

★8月21日(金)
10:00~なりゆき祭メイン会場(神奈川県総合保健薬事センター)オープン(JR根岸駅から徒歩2分)
11:00~K2の事業所案内ツアー(要予約)
15:00~「なりゆき祭」オープニングセッション

基調講演「若者政策を提言する」~岐路に立つ若者支援。若者支援を流行現象にしない為に~ 放送大学副学長 宮本みち子先生
18:00~20:00 大交流会(K2の運営するキッチンからのこだわりのケータリングフードが登場します。)
K2の運営する共同生活寮での宿泊体験もあります。(要予約)

★8月22日(土)
7:00〜 にこまるソーシャルファームの朝市開催!(磯子区岡村7-1430)
11:00~18:00K2夏祭り!(屋台&お化け屋敷などなど)
13:00~17:00
日韓若者フォーラム「青年無罪」シーズン2
基調講演:「日韓の若者支援の現状と具体策について」
韓国の若者支援団体 ユザサロン イ・チュンハンさん
日本の若者支援団体 育て上げネット 工藤啓さん

分科会:「日韓の若者支援連携の可能性」①若者政策 ②まちづくり ③社会的企業 ④若者の住まいと共同生活 ⑤当事者セッション

2015年1月に、韓国の現代経済研究院の報告の中に「仕事をする意志もない青年(15~29歳)のニートの数が163万人」という調査結果が出ています。単純に計算してもニートの人数は日本の約2.7倍(日本は2013年で60万人)という状況で、韓国において若者の進路をどのようにサポートするのかは、大きな課題であることは間違いありません。
しかし、現状は「若者支援」というカテゴリーもない状態です。
日本でも約10年前は同じような状況でした。日本が試行錯誤の中で取り組んできた若者支援の取り組みを今韓国と共有することは、アジアのこれからを担う若者を国を越えてサポートし、つながる機会でもあります。
若者支援のノウハウをソフトとしてアジアで共有していくことができれば、大きな人材育成や手法の開発などにおいて、コストダウンにもつながり、助けを求める若者達により早く手をさしのべることができるようになります。

【登壇者紹介】
▽宮本みち子(みやもとみちこ)氏 放送大学副学長
(著書・歴任委員)
『若者が社会的弱者に転落する』(洋泉社、2002 年)
『若者が無縁化するー仕事・福祉・コミュニティでつなぐー』(筑摩書房、2012)他多数
横浜市専門委員(2012~)横浜市子ども・若者支援協議会座長
社会保障審議会委員(2013~)
社会保障審議会生活困窮者の生活支援の在り方に関する特別部会(2012~)
内閣府子ども若者評価・点検委員会座長(2012~)
中央教育審議会臨時委員(2011~)
他多数
▽韓国・ソウル市城北区区長 キム・ヨンベ氏
城北区はソウル市の北部に位置し、人口約50万人を擁する都市で、古くからソウルの城外地域を連結する交通拠点都市として成長し、大学の集まる教育都市としても有名です。金区長は昨年もまちづくりの視察に横浜に来られ、K2ソウルの現地での活動にも大変協力的で、K2ソウルの代表小堀求は城北区の名誉区民にも選ばれています。
▽空間ミンデュルレ 代表キム・ギョンオク氏
韓国では、フリースクールを「既存の学校とは違う」という意味で、「代案学校」と呼びます。「空間ミンドゥルレ」が設立されたのは1999年。代案教育に関しての本を出版する「ミンドゥルレ出版社」に、脱学校の若者が集まって自主的な勉強会のようなことを始めるようになったことがその始まりです。空間ミンドゥルレでは「学びは学校にあるのではなく、自らのうちにある」と考えており、7割は計画されたプログラム、3割は様々な自由なプログラムが考えられています。
▽ユザサロン 代表 イ・チュンハン氏
2010年社会的企業認証
ニート・ひきこもりを対象にした活動をしている唯一の団体
彼らを「無重力青少年」として包括的に捉えて支援。
音楽を通じた集団・居場所づくりをしている
他、NPO,社会的企業、行政実務者、若者当事者など多数来日します。

この件についての取材・データなどの問い合わせは以下にご連絡ください。
■K2インターナショナルグループ事務局 岩本・山本■
電 話 045(752)5066 ファックス 045(751)9460
メール info@k2-inter.com

プレスリリース-なりゆき祭PDFファイル

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