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Staff Story05 認定NPO法人コロンブスアカデミー自立援助ホーム K2ハウス寮ホーム長 福島恭子

責任部署の事業・活動について。生活を整えながら、ひとりひとりの自立を考える
認定NPO法人コロンブスアカデミー自立援助ホーム K2ハウス寮ホーム長

自立援助ホームは、児童福祉法に定める「児童自立生活援助事業」です。
義務教育終了後の15~20歳までの家庭がない、家庭にいることができない児童が自立を目指すために暮らしています。
コロンブスでは2棟のホームを運営しています。どちらも6名定員の男子寮です。
生活を整えながら、働くためのトレーニングや働き続けるためのサポートをおこなっています。
ひとりひとりの自立を考え、児童相談所や区役所、医療と連携しながら進めています。
実は自立援助ホームは平成25年4月に開所したばかりです。
自立援助ホームを始めたきっかけはある兄弟との出会いでした。
その時に自立援助ホームを運営していれば、もっとうまくサポートできたのではないか、と今でも心に残っているケースです。
また、児童養護施設の卒業生が一人暮らしでうまくいかなかった時にも受け皿がなくて困りました。その時にはなんとか知恵を出し合って凌いだのですが、児童相談所・児童養護施設・児童自立支援施設からの紹介も続く中で、私たちがこれまで培った経験を役立てることはできないだろうかと思いました。
また、なんとか就職できてもすぐにやめてしまうことが多く、私たちは「働き続ける」ことのサポートをしたいと思っています。
「労働力」としてではなく、その人のもつ力や個性を大事にしてくれる職場につなぎたい、またそこでトラブルが起こり、うまくいかない時も相談したり、職場とのつなぎ役になって、なんとかその時期を乗り越え、働き続けられるようなサポートをしたいと考えています。そのためにはその人の「今」だけではなく、10年後・20年後、さらにその先の人生まで一緒に考えていくことがとても大事だと考えています。
K2で働くきっかけ。共同生活を柱とした活動は、ひとつの答えを見つけた気持ちになりました。

保育園勤めの中である父子家庭に出会いました。
二重保育をしていた民間保育園がつぶれ、まだ幼い子が夜、ひとりで過ごさなくてはいけない状況があり、そのことから自分にも何かできないかと思い、4年半勤めた保育園を退職し、社会福祉士の養成校に通いました。
何か活動したいと思い、区のボランティアセンターに紹介されて来たのがK2との出会いです。
最初に訪れた時、高校生や若い人たちが小学生の居場所で遊んだり、おしゃべりしたりしていました。
とても不思議な空間だな、と思いながら、通っているうちに親の会に参加する機会があり、その時に代表が「特別扱いします。ひとりひとり必要としていることは違うのだから当たり前」と話していたことがとても強く心に残りました。
また、K2の共同生活を柱とした活動の中で、保育園の昼間の生活の中でできることの限界を感じていたため、ひとつの答えを見つけた気持ちになりました。資格を取得した後、正式にスタッフとして働くようになりました。それから何年も経ち、今では共同生活寮で3人の子育てをしながら、慌ただしく生活しています。私は「支援者」ではなく、一緒に暮らす者としての関わりの方が楽だと感じています。

仕事で大事にしていることや、思い。チームで支援するだけでなく、チームの仲間に迎え入れる
「ひとりにさせない、抱え込まない」
「個々に責任を負ってチームで取り組む」

すべての問題の原因につながるのは「孤立」
仲間がいない、相談相手がいない、自分なんていなくてもいい・・・と、そこからやっとの思いでK2に来てくれたメンバーに私たちは何ができるのか?
そこでスタッフが思い上がって一人で抱えてしまえば、抱えきれなくなり、バーンアウト。
せっかく来てくれた本人もまたひきこもることになってしまう・・・。

K2の強みは「チームワーク」と「多様な個性」だと思います。
個人の力は限られていますが、チームで取り組むことで、2倍にも、3倍にも力を発揮できます。
出会った人をチームで支援すること、それも大事ですが、同じ目的のために協力し合うチームの一員に迎え入れる、ということが一番のサポートだと思っています。
「支援される側」にいるより、「支援する側」に立ち、役割が与えられると、人は不思議と元気になり、力を発揮していくものだと感じています。
K2のメンバーは、スタッフも含めて個性がとても豊か。
得意なことと苦手なことの凸凹がはっきりしていたり、いろんなタイプが揃っています!
それぞれができることを持ち寄り、個人が責任をもって、チームで取り組むことで、今、つらい思いをしているメンバーを元気づけたり、難しい局面を乗り越えることができると思います。
今悩んでいる方へ。ベストではないかもしれない。でも家にいるよりはベターかも。
K2には全国いろんなところから集まった個性的なメンバーが生活しています。
K2にいることがベストではないかもしれませんが、もし今の生活を抜け出したい、変えたいと強く思うならば、家にいるよりもベターな生活かもしれません。
最初は「共同生活」というとハードルが高いかもしれません。
でも、他人と一緒に暮らすことが経験できるのは今のうちではないでしょうか。
私の周りのメンバーも、私自身も、なんとなく一緒にいて、ある時気づくと「あれ?最近、しなくなったね」とか「来た頃は大変だったよね」と過去を武勇伝のように語ったりもしています。
まずは根岸へ見に来てください。
profile
福島 恭子 1978年2月生まれ

2006年、社会福祉士の養成校に通っていた時にボランティアとして参加。
前職は保育士。

2007年~ コロンブスアカデミー事務局長
2008年11月~ よこはま南部ユースプラザ施設長(~2010年)
2013年4月~ 自立援助ホームK2ハウス寮ホーム長
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